中古住宅の売買における建物調査の重要性
不動産を購入する際には、建物や住宅の状態を点検することが欠かせません。
参考ページ:不動産中古物件購入時のインスペクションとは?メリットやデメリット
これを「建物調査」といい、そのひとつの手法が「インスペクション」です。
インスペクションは、英語で「調査」や「点検」を意味し、中古住宅を購入検討している方にとっておなじみの言葉かもしれません。
中古住宅の売買取引において、トラブルを避けるためには、インスペクションが非常に重要な役割を果たします。
インスペクションは、中古住宅の劣化や欠陥を調査するだけでなく、修繕が必要な箇所やその費用などについてアドバイスを受けることができます。
これを行うのは、民間の有資格者や建築士などの専門家たちであり、彼らをホームインスペクターといいます。
インスペクションの依頼主は、主に中古住宅を売却する売主です。
もし売主が建物の欠陥に気付かずに販売を進めてしまうと、引き渡し後に買主との間で問題が生じる可能性があります。
しかし、インスペクションを実施することで、客観的な専門家の調査結果に基づいて、売却前に建物の状態を把握することができます。
このため、売却時のトラブルを未然に防ぐために、インスペクションは非常に有益な手段といえます。
また、購入側がインスペクションを行う場合には、直接専門家に質問したりアドバイスを受けることも可能です。
売主には、買主への事故や欠陥の報告義務が課せられるようになっています。
中古住宅の売買における建物調査の重要性