名古屋市の空き地を売却する際に考慮するべき要因について

名古屋市の空き地を売却する際に考慮するべき要因について
日本中で空き地や空き家問題が増加している中で、名古屋市も例外ではありません。
この記事では特に空き地に焦点を当て、その査定額の相場や決定要因、さらに売却方法について詳しくご紹介します。
是非参考にしてみてください。
名古屋の空き地の不動産査定額の相場
名古屋市の空き地の不動産査定額の相場は、2023年現在、1坪あたり84.5万円、1平方メートルあたり25.6万円となっています。
この価格は、名古屋市内で行われた27,551件の取引（売却）額をもとに算出されたものであり、2022年に比べて4.4万円上昇しています。
この上昇の要因としては、駅から徒歩10分圏内の物件の取引が増えていることが挙げられます。
このため、相場価格が上昇しているのです。
また、1坪あたりの査定額が最も高いエリアは中区であり、それは210万円です。
一方、最も低いエリアは港区であり、1坪あたり34.5万円となっています。
空き地の査定額に影響を与える要因
土地の査定額は、主に以下のような要因によって左右されます。
1. 用途や高さなどの公法上の規制
2. 駅からの距離や利便性
3. 土地の広さ
4. 土地の形
5. 土地に面した道路の幅
6. 角地かどうか
7. 道路からの高さ
8. 土壌汚染や埋蔵文化財、地下埋設物の有無
9. 近隣に設置されている嫌悪施設との距離
これらの要因によって、空き地の査定額は変動することになります。
一つひとつの要因を詳しく解説していきます。
参考ページ：名古屋市空き地の査定額はいくら？相場や売却方法もご紹介
土地の規制について
一つの土地の特徴や利用可能な用途、高さなどは、公法上の規制によって制約されています。
土地の査定を行う際には、まずその土地の公法上の規制について詳細に調査する必要があります。
このため、法律の知識が必要となります。
一般の人にとってはこのハードルは高く、そのため専門家に査定を依頼することが一般的です。
駅からの距離と利便性
駅からの距離や周辺の利便性は、土地の査定において重要な要素となります。
お読みの方にも簡単に想像できるかもしれませんが、駅から近くて利便性の高い土地は、一般的に高い査定額となる傾向があります。
具体的な駅からの徒歩時間によっても価格は大きく変動します。
しかし、30分を超えるような距離の場合は、査定額の差はそこまで大きくない傾向があります。
さらに、周辺にショッピングセンターや市役所などの施設があるかどうかも、土地の価格に影響を与えます。